だけん、言うたろうが!(だから、言ったでしょ)
3月が終わりますね。以前いくつかブログで書いた市の臨時職員の仕事も、年度末を迎え、無事終了して
なーーーい!
うちの部署では4冊の報告書発行を予定していましたが、明日の納品が完了しても2冊目の仕上がり。つまり半分しか出来ていないのです。
焦ったりするでもなく、ニコニコしている職員さん達、大丈夫なんすかね?あと2冊の発行は4月末に延期だそうです。
私はそれも無理だと思ってますがね。
※無理だと思う根拠はこちら↓
お役所仕事、バンザーイ その1 - ぐうたらママのナインオール
お役所仕事、バンザーイ その2 - ぐうたらママのナインオール
先週の話です。1冊目の報告書の最終校正の日、そのクソ忙しい大事な時に、私は別件の仕事を頼まれました。
その仕事は「再来年」の事業の「予定の予定」ですが、丸一日以上を要する緊急作業です。予算が余ったから、慌てて発注したのでしょう。なので、私は校正をほかの臨時たちにお願いしました。
そもそも職員からは
「校正、なんかあったら教えて〜。」
だけで、何時締め切りかとか、赤ペンで一冊に訂正を入れるのか、付箋を貼るだけかとか、いちいちこちらから確認しなければならないレベルです。
今日僕に返して〜、と言うから夕方までかと思いきや、昼に印刷屋さんが取りに来る!とか、おいおい。みたいな。
なので、校正作業を少しかじった事がある私が朝、みんなに指示をする事になりました。
私「最後のチェックだから、もう一度初めて読むつもりで、細かくお願いします。前回の見落としがあるかもしれないから。」
私を除く4人でチェックしてもらおうとしたら、臨時の1人が、あのー、と立ち上がりました。
彼女は若いけれど、この仕事は私より経験ありです。いろんなことを、テキパキとこなす人です。
彼女「あのですね、最後の校正なんて、前回の赤ペン指示が修正されたか見ればいいだけですよ。あとは職員の責任なんだから。
臨時の皆さんも、自分が担当したデータのページだけ見てそこだけ責任持って下さい。前回、私の担当ページに赤ペン入れたの誰ですか?はっきり言うと、余計な事してくれちゃって、て感じです。
私は自分のページ以外は見ませんから。さっさと終わらせましょう。」
と言い切ったのです。校正が初めての他の臨時は、真に受けて、はーい、ちゃっちゃと終わらせます、とか言い出しました。
私「いやいや、最終責任はもちろん職員だし、内容に口は出さないけど、私達は校正を依頼されたんですよ。
体裁や凡ミスが無いかをギリギリまで見ないと、印刷されてからじゃ遅いでしょ。いろんな目でみた方がいい!」
と言ってはみたものの、私はそのあと別室で作業がある訳で、結局最終校正にはノータッチでした。
きっと板挟みになった臨時が何とか校正を進めてくれたのだと思います。でも、私はフツフツと怒っていました。
余計な事ってなんだよ、修正が必要かどうかは職員が決めるんだろー。自分のページしか見ないとか、あり得ないし。手を抜きましょう的な話を新人にするなんて、なんなの!
私、若い頃、編集の仕事をした頃があって、印刷物の怖さは身をもって知っているつもりです。彼女に対しても、のほほんと間違いだらけの酷い本文を書きやがる職員にも苛立っていたのです。
そうして、今日1冊目の報告書が刷り上がりました。私が校正に携われなかった本です。職員から、仕上がりチェックを依頼されたので、じっくり見ていきました。
予想通り、半角全角不揃いとか、スペース空きすぎとか、小さいけど未然に防げた場所がいくつかありました。
そして、あるデータで、あるはずの数字が、ない!のを立て続けに見つけました。再度私が検証したメモを添えて職員に戻しました。
数時間後、例の彼女が
「皆さん…すみません。私のミスです。大事な所なので、手作業で修正してもらいたいです。」
と頭を下げてきました。ミスを素直に認めて、謝ってきたから、ゆるーす。みんなでフォローしますよ。もちろん。
明日は我が身。気を引き締めなくちゃいけませんね。どんなに慣れた作業でも、つまらない仕事でも、人が見てなくても、評価されなくても。自分だけは見てるのですから。
4月からも、やるからには、やるぞ!
※桜の怪しい思い出はこちら
桜の怪しげな力って、あるよね - ぐうたらママのナインオール
あれ、メガネメガネ。メガネどこ置いたっけー。
娘、年長時代の作品。「めがねけいす」