お役所仕事、バンザーイ その1
市の臨時職員やってます。なかなかのお役所仕事っぷりに、震えが止まりません。
もちろん毎日忙しく市民の為に働いている公務員は、数多くいるでしょう。
しかし私の勤務している部署は、ゆるゆる〜の、てれてれ〜の、ステキな職場なので一部ご紹介します。
さあ、5人の臨時職員が、1ヶ月の休みの後、出勤してきましたよ!(臨時は数ヶ月雇用→1ヶ月休み→数ヶ月雇用の繰り返し)
この部署で私達に指示する立場にあるのは、課長補佐1名、ベテラン主任2名、担当1名です。
きっと手伝ってほしい作業が山積みのはず。なぜなら3月末、つまり年度末に仕事内容の報告書を大小合わせて4冊発行しなくてはなりません。
2月は臨時職員が全員休みでしたから、3月は猛スパートです。普通は。
3月1日の朝08:30、臨時職員(以下臨職という)たちは事務室で挨拶をし、作業机がある部屋に移動しました。
臨職のおばちゃんたちと、1ヶ月何してた〜?太ったよ〜。どこどこさんちの息子さん、今日卒業式よね〜。と話しながらデスクを拭いたりします。
よっこいしょと。
で?
で?
20分程放置され、総務の職員がゆっくりやってきます。雇用の書類を配ります。広報の課長補佐が一番えらい人ポジションとしてひっそりと立っています。
えらい人は「今月もよろしくお願いします」と一言だけで去って行きました。
そんな儀式が終わり09:00。
儀式が終わった頃を見計らってか、主任、担当、つまり正職員がちらほらやって来ます。
おはようございます!
主任達はパソコンを開いたり、小走りに駆け抜けたりしながらも、まだ具体的な指示をしません。
09:05 主任の1人が抜き足差し足で私に近づいて来て、小声で「お願いがあります」小声で「なんですか?」
要は報告書の初校(印刷所に渡した原稿が、こんな感じに仕上がりますよ、という最初のチェック)が上がってきたので校正して欲しいと。
なんで小声なのかと言うと、既に印刷所へ戻す期限が過ぎているにもかかわらず、半分くらい原稿がまだ出来てないからなのです。ん?原稿締切、1月でしたけど。ぷぷ。
私だけが赤ペン先生になり、ここちゃうやんけ!抜けとるがな!と1人ツッコミで仕事を始めました。
それは100ページ位の報告書ですが、後半は真っ白けでした。前半のデータは12月、1月に私達がまとめるように指示されたものでしたが、指示間違いがあったそうで、これまたやり直しが一部発生しました。ぷぷ。
ここは二度手間、三度手間がお得意の職場なので、ズッコケたり、驚いたりしません。
同時に、その主任は他の臨職2人に、明日のイベントで配る資料をセットするよう指示しました。
5枚の資料を100部ずつコピーし、ホッチキスでとめる。ふむ、簡単ですね。
それが何という事でしょう。1人がパソコンから印刷をクリックすると、もう1人がプリンター脇でバッチコーイ!と待ち構えているではありませんか!
プリンターのシャーッと言う音を聞きながら、クリック係は静かに座っておるのです。それを原稿分繰り返すのです。そして立っている待機係はコピーを100部します。クリック係はただ座っているだけです。
赤ペン先生は、ナイスコンビネーション!と褒めちぎってやろうかと思いましたが、2人は楽しそうだったのでやめました。
机にドサドサと資料が積まれましたが、ナイスコンビの2人は気付くと別の担当職員から、なんと来期の仕事、つまり来年の3月末発行の報告書準備を指示されていました。
優先順位て、ないのん?イベントは明日、報告書は今月末、今やってるのは来年3月末ですよ〜っ!
赤ペン先生、イライラしてナイスコンビに
「ホッチキスでとめるのでは?」
と尋ねてみますと、なんでも最後の資料がまだ出来てないというのです。いつできるん?知らん。今日セットできるん?知らん。
ま、結局資料は私達が帰る17:00までに出来てないので、いつものように職員の誰かが残業したのでありましょう。
残業代、血税ですね。バンザーイ!
※結果報告
資料100セットは正職員と嘱託職員とで19:30までかかったそうです。そして、肝心のイベントの参加者は、午前の部2人(臨職とその息子)、午後の部10名より少ない、との事でした。
終わらなくなるので今日はここまで。
娘が作りました