ぐうたらママのナインオール

仕事(臨時職員)と娘(小学5年生)と卓球(趣味)と

ペイペイドームて何じゃそりゃ!福岡ドームだった頃のホークス試合速報を思い出してみた。

ペイペイドームに変わるそうで。

 

口に出してみると、プッと吹き出しちゃう。

 

例えば、「矢沢永吉LIVE  in ペイペイドーム」とか。ちょっとやだなー。

 

しかし、それもいつか慣れるのだろう。

 

そういえば福岡ドームができる前、本当はツインドーム構想だった。

 

私はツインドームシティという会社に就職し、いつの間にか福岡ドームになり、いつの間にかヤフードームになり、いつの間にかヤフオクドームになっていた。

 

福岡ドームの頃、ようやくインターネットが普及し始めてどこの球団も公式サイトを開設した。

 

その中で、いち早くネットによる試合速報を始めたのが当時の福岡ダイエーホークスなのだ。

 

1996年ごろだと思う。(もう記憶も途切れ途切れなので、嘘っぱちもあるかもです。)

 

宣伝担当の私は毎試合、記者席に座りスコア表をつけていた。

 

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写真はヤフオクドーム。記者席はココにある。

 

ファンに配布する新聞を編集するためだ。

 

試合が終わると小走りで事務所に戻り、当時主流であったファン向けのネット掲示板に結果を打ち込んだ。

 

この頃ホークスに関してはスポーツチャンネルなどのCS放送もなかったし(多分)、テレビもラジオも九州近辺しか網羅してなかった(多分)。

 

人気のセリーグ、実力のパリーグと言われ、全国放送でホークスを見ることはほとんどなかったのだ(ほんと)。

 

だから、テレビのスポーツニュースより早いネットニュースはコアなファンに喜ばれたようだ。

 

私はそれが嬉しくなり、もっと早くみんなに知らせたい!と思った。

 

会社にノートパソコンを買ってもらい、記者席に持ち込んだ。とにかく福岡ドームからの情報をバンバン発信しようということになった。

 

Wi-Fiが無い時代。

 

ケーブルをつなぎパスワードを入力すると、ギー キュルキュル ガーゴーという耳障りな音が鳴って、公式サイトの管理画面にアクセスする。

 

1回表裏が終わると、スコアやメモを見ながら掲示板に結果を入力。フォーマットは無く、勝っていれば饒舌に打ち込み、負けていれば素っ気ない。

 

それはファン目線、そして20代女性目線の素人丸出しコメントだった。(公式でやるなんて斬新、ある意味、無謀)

 

2回が終わる頃には、掲示板にファンからのコメントが何件か入っている。

 

うわ、今見てる人おるやん!

 

ほんの何件かのコメントにマジで小躍りしたい気分だった。(今でいう、いいねみたいなものか)

 

これをしばらく続けると、ファンから

 

「東京からネット見てます。気になって更新ボタン押しまくりです^_^」

 

「大阪です。もう少し早くリロードさせて!m(__)m」

 

「あのう、漢字が!四球が死球になってますよ〜、(^。^)」

 

などの件数が増えてきた。

 

そこで、試合速報のスコアボードと解説を常時見えるようにして、それを見ながらファンがコメントを書き込む枠を分けた。

 

スコアボードには数字を入力し、かつ試合運びを私の見たまんまガンガン打ち込んだ。暴走この上ない。

 

「さあ、2アウト満塁のこの場面で4番小久保。初球低めのストレートを大きく空振り。狙ってる!ホームラン狙ってるよね〜!1-1からファウル。2-1、ああ、ドキドキ。

 

(ここで更新)

 

そして、外角すれすれか、のボールを何て美しくスイングするのっ!白球は、、、センタースクリーンに吸い込まれた。満塁ホームランよぉ〜!キャー。」

 

試合中はトイレにも行けず、ビールの売り子さんをチラ見しながら、ブラインドタッチがバリバリ上達していった。

 

こんな事が始まりで、数年後他球団にもそれぞれネット試合速報なるものがうまれたのであった(多分ほんと)。

 

まだ携帯サイトも無い昔のお話じゃ。

 

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おまけ 1999年、こんな切手シート、買ってた。

 

※これも昔話じゃ↓

ホークス日本一で、思い出した!19年前はすっごいアナログでチケット売ってた私。それはFAX、台帳、鉛筆書きの嵐。 - ぐうたらママのナインオール