ぐうたらママのナインオール

仕事(臨時職員)と娘(小学5年生)と卓球(趣味)と

歯医者さんになりなさいよ!

#はてなブログ歯みがき週間 「私の歯磨き」

 

私の両親は自慢じゃないが虫歯だらけだった。真面目に磨く習慣が無い。歯医者にも滅多に行かない。フロスや歯間ブラシも使わない。だから60代で入れ歯なのだ。

 

「あなたもおそらく遺伝で歯が弱いんだから、気を付けなさいね。」

 

遺伝だけじゃないと思うが。そのくせ歯磨きについて、うるさく言われた事もないし、仕上げ磨きをしてもらった事もない。

 

まあ、40年以上も前は仕上げ磨きなんて意識も単語もさらさら頭に無い。

 

おかげさまで、私の小学生時代は虫歯が絶えなかった。当たり前だ。

 

実家から歩いて1分の歯医者さんに、遊び感覚で通っていた。先生も先生の奥さんも町内会で知り合いだ。

 

そういえば当時は、なかなか麻酔をしてくれなかった。奥歯を削る時のビリン!と来るあの痛み。神経を抜く時のネジでグリグリされるあの不快感。

 

手に汗を握って、よく耐えたものだ。すごいぞ、昔の私!

 

それでも大きな穴を削る時や抜歯の時は、麻酔の出番なのだが、それがまた怖い。今みたいに最初にバナナ風味の麻酔クリームを塗る事も、薄い麻酔シールを貼る事もなかった。

 

ぶっとい注射器が目の前を横切ったと思ったら、ほら来た!はぐきの奥がギーンと熱くなる。ああ、何度も刺されてる〜。涙目。どうにもならないけど薄目を開けてみる。顔にタオルとか置いてくれないからね。

 

麻酔の後は、うがいをピューとあちこちに飛ばして、すごい顔になってんじゃないかと疑いながら自分の唇を何度も触ってしまうのだ。

 

そんな痛い所にもかかわらず、本当によく通った。なぜなら歯医者の仕事や道具を見るのが大好きだったからだ。いや虫歯があるからだろ。

 

おてんば娘の私は、自分でボタンを踏み患者が寝るベッドを昇降させていたし、水や空気が出るノズルのスイッチを勝手に押したり、銀色のトレーに並んだ道具を触ってよく怒られた。他の患者さんにどんな事しているのか、キョロキョロして注意もされた。迷惑なお得意様である。

 

さて、ここで想像してほしい。ある晴れた日、実家の縁側でうつ伏せに寝っ転がっている小学生の私を。既に築40年以上という古い家の、ツルツル光る木材の縁側だ。そこで何やら怪しいコトをしている私を。

 

右側には缶ペンケース。中には彫刻刀、つまようじ、父の道具箱から拝借したキリとペンチ。左側には脱脂綿、粘土、薬箱から持ってきた消毒液。

 

お分かりだろうか。そう、1人歯医者さんごっこである。縁側の木材にある、いくつかの溝や穴を虫歯に見立てて治療をしてあげるのだ!

 

「あ〜、ここ、虫歯になってるね。少し削るよ。痛かったら教えて。」

 

と言いながら、デコボコの穴をきれいに掘る!削る!粘土を詰める!表面を研磨する!

 

もしも今、自分の娘がそんな事をしでかしていたら、速攻、鬼の形相に違いない。

 

そのアブナイ遊びをしている最中に、なんとまあ、歯医者の奥さんが回覧板を持って来てしまい、現場を目撃された事があった。

 

「まあ、かかちゃん、歯医者さんになりなさいよ!向いてるわよ〜。」

 

と言って誉めてくれたが、奥さんが帰った後、母にめちゃくちゃ怒られた。縁側を本当に削ったのだから、そりゃそうだ。

 

そんな私が成長し、憧れの歯学部を受験した、ならばいい話だが、コテコテの文系女子はどう逆立ちしても「歯」が立たず、文学部に進んだのが現実である。

 

幸い現在小学3年生の娘には、まだ虫歯が一本も無い。

f:id:tabletennis-yoh:20190307080422j:image

こんなミラーを買って歯医者気分

 


<div class="freezed" style="margin-top: 2em;">
<p>電動歯ブラシ「ドルツ」特別お題キャンペーン #はてなブログ歯みがき週間 「私の歯みがき」</p>
<p><a href="http://htn.to/GmBA4Ze" rel="nofollow"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/b/blog-media/20190222/20190222223107.jpg" width="320" alt="バナー"></a><br>
Sponsored by <a href="http://htn.to/GmBA4Ze" rel="nofollow">Panasonic</a></p>