職場にGメンがやってきた!
市の臨時職員やってます。
数ヶ月前の事ですが、うちの職場にGメンがやってきたそうです。
そんなスゴイ日に、私はお休みを頂いており、翌日みんなから知らされました。
うわー、見たかったなあ!
臨時職員達の話をまとめると、こんな感じだそうです。以下、再現ドラマ、スタート!
うちの職場の臨時職員は全員、お茶休憩を一緒の時間に取ります。
午前はコーヒー、午後はお茶を係が準備して配ります。古いシステムですが、おかげで堂々と休憩が取れちゃいます。ゆるいでしょ〜!
それぞれのデスクでお茶をしていると、誰かしらお菓子をゴソゴソ出してきて
息子の修学旅行のお土産よー、とか。
こんな感じでクッキーやチョコやおせんべいなど、毎日のように食べちゃうので、任用期間は痩せません。それどころか、…です。
恒例のモグモグタイムのあと、世間話で盛り上がり、それから一斉に、さーてっと、仕事に取り掛かるのです。ゆるいでしょ〜!
その日も仕事を始めると、いきなりドアが開き見知らぬ2人が入ってきました。
この部屋には一般の方は入れないので、
ん?
とみんなが注目します。スーツ姿の男性達は冷たい声で
「失礼します。皆さん、どうぞそのままで!」
つまり、動くな!ということです。
???
誰も声が出ません。
するとスーツの男達は、おもむろに作業室にある10個位のゴミ箱をガサゴソと、あさりはじめたのです。明らかに何かを探しています!
すると1人のスーツ男が大きなビニール袋を広げ、手慣れた風でその中に何かを詰め込みはじめました。ゴミ箱の中から大小さまざまな紙を選び出して持ち出そうとしているのです。
何かの不正書類か?犯罪の手がかりなのか?
無言で固まっていた臨時職員達に、スーツ男達は冷ややかに言い放ちました。
「こんなに雑紙(ざつがみ)をゴミ箱に一緒にしてはいけません。きちんと分別して下さい。」
みんなが、ぽかーんとしているうちに、家宅捜査は終わり、10個のゴミ箱から紙類だけが押収されていきました。
そう、彼らの名はGメン。
なんと、GOMIゴミを取り締まる市役所の職員メンなのです。正式な名前は知りません。そうです、私が名付けました。
市をあげて紙のリサイクルに取り組む為、Gメンが各部署で抜き打ち検査をし、ムダに捨てようとしている紙の重量を測っていたのです!
どの部署が守れていないのか、市役所で重量ランキングが発表されるのです!
なんじゃそら。
職員2人が市役所は当然ながら、市内に点在する公的施設に出向き、ゴミ箱を覗きまくる!何という事でしょう!中には鼻水チーンとかもあるでしょうに。
これって、このご時世、普通なんでしょうか?リサイクルはとっても大事だけど、職員2人がかりで市内行脚して、データ化する手間暇ってどうなんだろ。
そして作業室には、こんもりとお菓子が入っていた袋だけが取り残されていたのでありました。
そこは注意せんのんかい!
目がいっちゃってます。娘、幼稚園時代のイラスト。