おばあちゃんを甘くみてはいけない
今日、福岡は午後から雨。
私はバスで体育館に行くため、停留所に立っていた。
いつもこの時間に白髪のおばあちゃんも立っている。ピンクの花柄のカートを持って。
私が先にバスに乗り込み、一番前に座った。
次に、そのおばあちゃん。
入口のステップでカートを持ち上げようとするが、傘が邪魔でもたつく。
「荷物、持ちます。」
私は手を伸ばしてカートの取っ手を握った。
えーーーー!!!
片手では動かせないくらい重いのだ。
んんんーーー!!!
私はバーベルを持ち上げる要領で足を開き、お尻を突き出し、両手でブルブル、と持ち上げた。
たかだか一段のステップをだ。
ほっ、ほっ、と笑うおばあちゃん。
いつもこれを一人で持ち上げてるの?
おそるべし、おばあちゃん。
何が入っているのだろう。カーリングの石とか。
カートの柄に似ている。うちの近所の花壇に咲いた花。お手入れして下さる方、ありがとう。
※バスで起きた話は、こちらにも↓